草間彌生美術館

組合員の皆様、こんにちは。

桜も満開ですね、花見には行かれましたか?
私はまだなので散る前には行きたいと思っております。

さて、今回は私が前から絶対に行きたいと思っていた、
草間彌生美術館です。

早稲田駅と神楽坂駅の中間ぐらいでしょうか、正直迷いました・・。
Googleに話しかけながら、ようやく到着。かなりの遠回りをしたようです。
ですが、遠くからでもすぐ分かりました。

入口から草間ワールドです。
水玉の壁と流線型の入り口が、現代社会との決別のドアのような・・。
上手に言えませんね、すみません。

中に入るとシンプルな白の世界。
余計なものは何もない、そこには草間さんの存在だけが生きている。
そんな感じです。

1階は受付と小さなショップ
2階からが展示室になります。

今開催されていますのは、幾兆億年の果てより今日も夜はまた訪れてくるのだー永遠の無限
2019年4月4日~8月31日まで開催されています。

2階の展示室には、Infinity Nets<部分>をはじめ、初期の作成の様子が写真や資料で展示されています。
この無限の網は、ワシントンのナショナルギャラリーにも部分がありました。
かなりの評価を受けた作品ですね。

私は初めて知ったのですが、草間さんは元々は日本画を勉強されたそうです。
家族の方の反対があり、若い頃は葛藤の中で時を過ごされたと書いてありました。

草間さんの絵は、すべてが内面からの叫びであり、魂の行きつく場所を表現されているのだと思います。
心のままにキャンパスに向かい、映し出す。
相当の才能ですよね、心に響くものがあります。

3階には草間さんらしい色鮮やかな絵があります。
ひとつひとつにテーマがあり、それは無限の宇宙だったり、
平和への祈りもあり、長くて短い人の一生を思い考えるものもあります。
草間さんの頭の中は、それこそ無限で未知数の思考の世界なのだと思います。

4階に天国の階段という体験型の展示があり、上と下に鏡が付いていますので、それが永遠に続く階段に見えます。
色が変わるようになっており、それが人生を表しているのかなと思いました。
ここでは、不思議と涙が出そうになりました。。

なぜかは分かりませんが暗闇の中に浮かぶ永遠の階段が、何かを伝えてくれたのかもしれません。

その上は草間さんの書籍が並んでおり、見入ってしまいます。。
草間さんの人生そのものが芸術で、その深い心の奥底は誰にも見えません。

少しだけ垣間見れるのが作品たちなのですね・・・。

屋上は見晴らしのいい場所です。

青空の下、ステンレスに色とりどりの水玉の描かれたかぼちゃがあります。
草間さんと言えば、かぼちゃですね。
最後のこの景色が、明るい未来への希望なのだと感じました。

芸術の春?
大好きな作品に触れて、心を癒す。
大事な時間ですね。

また、お会いしましょう・・。

2019.04.19
R/HIRA

桜いっぱいの目黒川

組合員の皆様、こんにちは。

季節はすっかり春なのに、雪!!

いかがお過ごしでしょうか?

さて、私は大好きな桜いっぱいの目黒川に行ってきました。

とその前に、今回利用しましたのはJR東日本の日帰りTYOです。
2名から利用可能な新幹線往復指定とホテルランチや、グランスタなどの商品券付きのパッケージです。

私は目黒雅叙園のブッフェランチのセット。
郡山発でなんと@15,100安い!!!
普通に新幹線を買っても@16,400です。
しかも高級ホテルランチつきです。
これはすごい!!

という事で、まずは山手線で目黒へ。

ホテルは駅から歩いて7分ぐらいでしょうか?
豪華なホテルです。
ホテルの中に滝があります。
長い廊下は水とオブジェの癒し空間。
高級ホテルの名にふさわしい素敵なホテルです。

ランチ会場はKANADE TERRACE
高級感漂うレストランは落ち着いた雰囲気です。

私は今回11:00~の予約でしたので、誰も手の付けていない皿から料理を取るという贅沢を味わいました。

前菜はカブとタコのカルパッチョやカマンベールチーズとトマトのマリネなど7種類ぐらい?ありました。
メインは牛とチキンのグリル。
ソースも何種類かありまして、私はチキンにマスタードと岩塩にしました。
サラダも新鮮です。

フライドオニオンやパウダーもセットしてあります、嬉しいですね。
そして、パンが美味しい!!パン好きな私には最高。
クリームチーズにグリーンはアボガド?
オリーブオイルもあります。

この何気ないセッテイングが高級ホテルならではですね。
もちろんデザートも種類が豊富。
季節感のある桜のパンナコッタもいただきました。
大満足の90分でした。

そして、このホテルにはもうひとつの施設があります。
百段階段です。
東京都有形文化財 昭和10年に建てられた木造建築。
99段の階段で結ばれた部屋は、昔このホテルが大きな料亭で、宴会場として使用された場所だそうです。
各部屋の天井や欄干には当時有名だった画家の方が描かれた、煌びやかな日本画が残されています。

上から2つ目の部屋の画家は、どこかに美術館があるぐらい有名な方との事。
階段を99段上がった最上階の部屋は、壁に影絵のある丸窓の演出。
お香と緩やかな曲の流れる癒し空間となっております。
1時間ぐらい、いられそうです・・。

この貴重な建物が残ったのは、戦時中に海軍の病院の別棟として使用され、赤十字の旗が立っていたからと聞きました。
これも運命でしょうか。

また、階段がなぜ99段か?
その答えはその部屋に書いてありました。
昔から奇数が縁起のいい数字で、ひなまつりも端午の節句も七夕もみんな奇数の並んだ数字です。
なので、奇数の並びの最高値99にしたそうです。

奇数が縁起のいい数字だという事をこの年にして初めて知る!
学ぶことはまだまだありそうです・・(知識なさすぎとも言います)

さあ、ようやく目黒川へ。
いつもは中目黒から行くのですが、今回はホテルの裏が目黒川。
目黒駅側から中目黒へ向かって歩いてみました。
3kmぐらい歩いたでしょうか。
膨らんだお腹には、ちょうどいい感じです。

桜は満開と言うよりも散り始めでしょうか。
でも場所によっては蕾があるので、まだまだ見られそうです。
川に沿っての長い桜並木・・この場所は、なぜこんなにも人を惹きつけるのでしょうか。
やっぱり桜ですよね。

日本人の心・・決して濃くはない淡いピンク色の優しさ。
強さと共にある、散り際の儚く美しい凛とした姿。
それかな・・・と私は思うのです。

散った後も必ず、翌年に美しい姿を見せてくれます。
そんな人間になりたいと心より願い、文を締めたいと思います。

平成最後の桜の季節を、どうか存分にお楽しみください・・・。

2019.04.03 R/HIRA