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7月7日(木)〜7月10日(日)の4日間、喜多方市厚生会館にて「第17回平和のための戦争展・喜多方」が開催され、のべ約800名の方が参加されました。
当日は、戦時下の生活用品や軍服、軍用品、原爆に関する資料、アウシュビッツ平和博物館からお借りした資料、青い目の人形等が展示され、多くの参加者に見て頂く事ができました。
講演会として、「学徒動員と郡山空襲体験」と題して、庄司愛子さんよりお話を伺いました。高校生当時、学徒動員で郡山の日東紡富久山工場に動員され空襲に遭い、級友を亡くし自らも左下腿部切断という大怪我をされた体験が語られ、「どんな理由があろうと戦争は絶対に起こしてはなりません。」と力強く訴えられました。
また、1954年にアメリカのビキニ環礁水爆実験によって死の灰を浴びたマグロ漁船第五福竜丸の乗員として被爆された大石又七さんをお招きしてお話を伺いました。被爆された当時の様子や政治事情についてお話しされました。大石さんは、今回の福島原発事故に関して、「当事者が粘り強く発言し運動しなければならない。自分たちの生活の問題として捉えなければならない。現在もビキニ事件当時と同じような状況にある。当時も専門家は放射線量は安全なレベルであると主張していたが、マーシャル諸島の住民は年年も経ってから甲状腺のガンなどで多くの方々が手術している。きちんと学習して主張していけなければならない」とお話されました。
戦争の事を知らない世代が増えており、こうした戦争体験を語り継ぎ、戦争のない平和な世界を築いていくことは、本当に大事な事です。17回を重ねた「平和のための戦争展・喜多方」、これからも多くの方に御参加頂き、一緒に原爆の恐ろしさ、戦争の悲惨さを語り継ぎ、戦争も核兵器もない世界をみんなで作っていきましょう。
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ヒロシマに落とされた原爆の模型 |
青い目の人形 |
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郡山空襲の体験を語る庄司愛子さん |
第五福竜丸の元乗務員大石又七さん |
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◇お問合わせ
コープあいづ本部 役員室 新山敦司
TEL 0241−22ー1041
mail a_niiyama@coop-aizu.jp |
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