|
栗城佳代さん 今回広島市に行き、大変貴重な体験をさせていただきました。自分では、戦争について知っていたつもりでも、原爆で多くの人が亡くなったと漠然と考えていただけと思い知らされました。被爆者の方から原爆が落ちた時の状況を詳しく教えていただくと、そこには本当に恐ろしい事実があって、被爆者一人ひとりに人生があったのだと身に染みて実感しました。
一番印象に残った事は、自分の3番目の娘と同じ13才位の多くの子ども達が、戦争のために大人と同じ仕事を強いられ、そこに原爆が落ちて亡くなった事。何の罪もない子ども達が犠牲になったと思うと、普段当たり前に生活しているのがどれほどありがたいかを実感します。また、命を奪われた子ども達がこれほどいたという事実にも、とてもショックを受け、他人事に考えてはいけないと再認識しました。また、「虹のひろば」では、ダンスや書道などが披露され、様々なジャンルで平和が表現できるのかと思うと、戦争の事をまだ何も知らない子どもにも、多方面から深く考えるきっかけになるのではと思いました。
「広島平和記念資料館」では、娘は終始、怖い怖いと口にしていましたが、当時は怖いのが当たり前な生活だったと理解することで、平和な未来を考える事がいかに重要かと感じました。また、「平和記念式典」も間近で見る事が出来て、親子でこんな貴重な経験をさせていただき、感謝しかありません。
この3日間がなかったら、8月6日にあった悲惨な出来事をあらためて見つめ直す事もなかったと思います。私には4人の子供がいるので、他の子ども達も広島に連れて行って、79年前に何があったのかを、自分の目で見て、感じて、考えて、受けとめる。そしてまた次の世代へと忘れずに伝えたいと思いました。
引率して下さった県生協連の佐藤さんはじめ関係者の皆様方、本当に、本当にありがとうございました。
栗城柚花さん(9歳) 私は、8月4日から6日の3日間、初めて広島へ行ってきました。まず、「原爆ドーム」を見ました。「原爆の子の像」の近くに、みんなが折った千羽鶴を飾ってきました。あと、「平和の鐘」もならすことができました。
次の日は、2024ピースアクションinヒロシマ「虹のひろば」を見に行きました。ダンスや習字、おはなし、歌など、近くでいろいろなものを見ることができて、とてもおもしろかったです。そして、いろいろな人が平和やいのちの大切さについてのメッセージを違ったかたちで伝えていたのが、とてもすごいと思いました。私も、そのあと、戦争のない世界をねがって、折り紙で鶴を折りました。そして自分が折った鶴に、「いつも、平和な世界でいられますように」と書いて、かざりました。それから、習字の体験もさせてもらって、「平和」の文字を書いてきました。
「広島市平和記念資料館」にも行ってきました。そこで、戦争で戦った人のお弁当や水筒、洋服などを初めて見ました。亡くなった人のことや、写真なども見ました。そこには、手を怪我している女の子の写真があり、それは、原爆が落ちた時に、妹と手をつないでいて、その時に妹が亡くなっちゃったから、自分も手がなくなってしまったとわかって、わたしも姉妹がいるから、とても悲しくなりました。原爆で亡くなったた人の骨の写真や映像をみて、すごくこわかったです。帰る時には、出口のところにある感想を書く紙に、「戦争は二度とおこりませんように」と思いをこめて書きました。その後、外に出たら行列ができていて、「戦争二度とやめろ」と言っている人たちがたくさん歩いていて、びっくりしました。
次の日の、8月6日の原爆が落とされた日には、「平和記念式典」に行き、えらい人のお話と、「子ども平和へのちかい」を聞きました。そして、「もくとう」をして、みんなが平和をちかいました。
全部が初めてのことで、たくさんのことを知れてよかったです。これからも世界が平和であることを願って生きていきたいです。
長澤優希(職員)
今回、初めて平和活動に参加させていただき、戦争を経験していない私たちでも、少しでも当時の状況を共感する事ができました。実際に被爆された方の講話の中で、「79年経った今でも鮮明に覚えている」という言葉が印象的で被爆直後の惨烈な状況をイメージすることができ、原爆の恐ろしさをまざまざと感じることができました。また、原爆資料館では地元の高校生が被爆者の方からの証言を基に描いた絵や当時の写真や資料を見ることができ、テレビでしか見たことのない事を実際に現場で見ると、あらためて原爆の威力と悲惨さ思い知りました。8月6日に広島に行った意味を重く受けとめ、平和記念公園につるした千羽鶴に平和への思いを込めてきました。この3日間で得た知識と感じたことを、家族や職場の皆に伝えたいと思います。貴重な経験をさせていただきまして、ありがとうございました。
小檜山蓮(職員) 今回初めて平和活動に参加させていただきました。参加する前の自分より人として成長できたと自負しています。平和活動の中で様々な場所を訪問させていただきましたが、一番印象に残ったのは「平和記念資料館」です。当時の写真や被爆した自転車、衣類などが展示されていて、今までテレビからの情報や学校の授業での知識しかなかったですが、実際に目で見ることで当時の悲惨な状況をイメージすることができました。また、被爆者の方の講話の中で「絶対に戦争を起こしてはいけない」と私自身も強く感じました。3日間を通して「戦争」「原爆」の悲惨さと「平和」な毎日のありがたさを痛感しています。
今回の経験を戦争を知らない我々若い世代にも戦争の恐ろしさを伝え、この事実を風化させないようにしたいと思います。3日間貴重な経験をさせていただきありがとうございました。
https://www.coop-aizu.jp/rerease/2024_hiroshima/2024_hiroshima.htm
<お問合わせ>
コープあいづ 本部 TEL:0241-22-1041
|