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特集
【2012年度 活動報告】

第22回通常総代会報告

《組合員とともに進める課題》

「食の安全」「福祉」「平和」「環境」[復旧・復興]など暮らしや地域社会に役立つ活動を強め、地域での社会的責任を果たしました。

I.食の安全についてのまとめ

@12月より、県の「ふくしまの恵み安全安心推進事業」や「ふくしま食の安全確保対策に関する食育推進活動」に積極的に取り組み、全店にタッチパネルモニターを設置し、消費者に県の農産物検査結果等の産地の取組状況や放射能の測定結果など正確な情報発信を行っています。
・全国の生協の募金で福島県生協連に30台のベクレルモニターが納品され、コープあいづにも9月下旬に7台が寄贈されました。11月より、組合員さんが店舗に持ち込んだ産品(出荷している商品は除く)の放射能測定を行い、結果を組合員さんにお返ししています。
・「家庭の食事の内部被爆線量調査」には今年もコープあいづから18世帯の協力を得て実施しています。
A「中国産ギョーザ事件」については、犯人が逮捕されて3年経ちますが、引き続き日生協を通じて政府に真相究明を求めていきます。
B昨年同様、出荷制限になっていない農産物・水産物・畜産物については、行政と協力しながら、地元(福島産)のものを取り扱い、地域の農産・水産・畜産業者などを支え、復興へ向けての支援を行ってきました。
C品質管理室では、売場での商品チェック、作業室での手洗い、消毒、包丁、まな板の衛生管理指導や細菌検査などを実施し、商品の安全安心の確保に努めています。また会津保健所から講師を招いて「食品衛生学習会」も開催され、食中毒予防について学習しました。
D今年2月にBSE対策で実施している米国産牛肉の輸入規制が牛の月齢で「30ヶ月」に緩和されましたが、コープあいづでは、検査体制が改善され、安全管理が確認されるまではアメリカ産牛肉の取り扱いをいたしません。
E6月には県庁前広場でTPP(環太平洋経済連携協定)に反対する集会が開催され、全体で約1000名が参加(コープあいづからは10名参加)しました。

II.福祉についてのまとめ

@福祉委員会を中心に各地で介護保険学習会やふれあい食事会、施設慰問や子供クラブ、児童館で紙芝居訪問活動など、様々な活動が行われました。
・「こ〜ぷ暮らしのたすけあいの会」関連の活動では、お茶っこ会を2回開催し、いも煮会を通じて交流しました。
A会津医療生協とは、「医療と福祉を良くする会」や「ウォークイベント」などの活動を通して、協力関係を強めています。また、2月には、会津若松市・喜多方市・会津坂下町の3つの社会福祉協議会に16万枚のマスクを寄贈しました。
B後期高齢者医療制度については、今後も引き続き廃止を要求していきましょう。

III.環境についてのまとめ

@今年も「1日エコライフ」の用紙を内部職員と組合員さんに配布して協力をお願いし、今年度は参加した延べ人数が2,361名で、1020kgのCO2が削減されました。
・環境委員会では、エコキャップの回収活動、水質検査、NO2の測定、ケナフの苗植え、水生生物出前講座、会津若松市の鶴ヶ城清掃への参加などの活動を行いました。7月末のせせらぎ教室は会津美里町の本郷学童クラブで開催され、約40名の児童が参加しました。
・他団体との協同では、会津若松市主催の鶴ヶ城清掃活動)、喜多方地区労福協主催のクリーンキャンペーンに参加しました。10月に開催された会津若松市主催の環境フェスティバル)に参加し、エコメッセージ、1日エコライフ、ケナフの展示等を行いました。
A今年も県と「福島議定書」を結んで事業所での節電、節水、使用燃料の削減などCO2削減に取り組みました。
BISO関連(環境負荷を低減する取組み)では、節電などCO2削減につながる取り組み、事業面での経費削減につながる取り組みなどを中心に行っていて、昨年同様省エネに重点的に取り組みました。
C原発関連では、コープあいづも福島県生協連とともに「安心して住める『福島』を取り戻すための署名」に取り組み、約6,000筆集まりました。署名の内容は、@福島第1第2原発の廃炉A全県民の内部被ばく検査B食品の検査体制の充実C正確な汚染状況の調査と正しい情報公開と除染を進めることD原発事故の損害補償を求め、二度とこのようなことが起こらないために脱原発を進める。

IV.平和についてのまとめ

@憲法問題では、安倍政権のもとで、第96条を変えて、憲法改正をしやすくしてその後に第9条を改正しようとする動きが強まってきています。憲法の宝ともいえる「九条」を守る運動を引き続き行っていきます。
A今年で18回目となる「平和のための戦争展」が7/5〜8に喜多方の厚生会館で開催されました。B29のプロペラ、福島市に落とされた模擬原爆の破片、青い目の人形、アウシュヴィッツ博物館所蔵の遺品等が展示されました。特別企画として「戦時下東京の生活と空襲体験」(大原よし子氏)、「石川の石と原爆研究のかかわり」(橋本悦雄氏)、「原発・原爆そして日本国憲法」(大和田秀文氏)、「放射能の話」(目黒司氏)の講演が行われました。
B6月にユニセフ平和の旅(ユニセフハウス・第五福竜丸展示館訪問/30名参加)が実施されました。世界の子どもたちの暮らしやユニセフ活動、「ビキニ事件」などを学習してきました。・ハンドインハンドをとねがわ店で開催し、約2万円の募金が寄せられました。
・2月にユニセフの集いをにいでら店で開催し、「東日本大震災におけるユニセフ活動」「ユニセフクイズ・ビンゴ」を行いました。
・ユニセフ募金は年間で約90万円になりました。組合員の皆様の温かいご支援に感謝いたします。
C今年のヒロシマ平和行動に喜多方の組合員さん2組(3名)が参加しました。
・「夏休み子供平和映画会」(つるにのって〜とも子の冒険等)が今年は8会場(9回)で開催され、約450名の子供たちが参加しました。

V.暮らし・家計についてのまとめ

@3月に福島県生協連主催の「消費税増税ストップ!」学習会が開催されました。今後、被災3県(岩手、宮城、福島)の生協が統一して被災者・被災地域を苦しめる消費税率の引き上げを行わないように求める行動を行っていきます。
A会津若松市文化センターで「くらし見直し講演会」が開催されましたした。
Bポピュラー料理の価格調べ、家計簿のつけ方教室、損害補償の学習会、「家計簿集計者のつどい」などの活動を行いました。
C振込詐欺や消費者金融に絡む被害防止ということでは、ライフサポートふくしま、労福協サポート、からの被害防止、相談等のチラシを掲載し、情報提供を行いました。

VI.協同についてのまとめ

@行政との協同では、会津若松市の防災訓練(8月)、食品衛生懇談会(8月)等に参加しました。・3月には県内の3生協(コープふくしま、県南生協、コープあいづ)が福島県と「地域の見守りの取組に関する協定」を結び、県と連携して高齢者見守りの取組みを行い、高齢者が安心して自立した生活を営めるよう支援していきます。
・7月より移動販売車「せいきょう便」が運行を開始しました。これは、中山間地域の買物に困っている方、高齢者で一人暮らしの方、交通手段が無くて買物に不自由している方への支援を目的としたものです。利用者からも好評で、11月から2台に増車しました。
・12月より、県の「ふくしまの恵み安全安心推進事業」や「ふくしま食の安全確保対策に関する食育推進活動」で全店にタッチパネル式モニターを設置し、県の農産物検査結果等の産地情報の発信の取組みを開始しています。
・「取り戻せ!当たり前の地産地消=vプロジェクトの取組みについて県が主催する学習会・研修会に参加したり、コープあいづで学習会を開催しました。
A福島県生協大会が10月に「絆で復興!ふくしまSTYLE」というテーマで開催されました。福島大学前副学長の清水修二氏の記念講演「原発とは結局なんだったのか〜いま福島で生きる意味〜」の後、分散会では、震災以降、各単協で震災復興のために取り組んできた活動報告、課題の共有化、協同による復興への道のりについて意見交換を行いました。コープあいづからは24名が参加しました。
B県南生協支援では、店舗を中心とした支援を行っています。
C県内3生協(コープふくしま、県南生協、コープあいづ)のトップが毎月1回集まって情報交換を行っております。
D県内の4つの協同組合(農協、漁協、森林組合、生協)で組織された「地産地消促進ふくしま協同組合協議会ふくしま」主催のTPP反対集会が6月に県庁前広場で開催されました。
E会津医療生協と連携した活動は、6月末の福島県高齢者大会(20名参加)、「医療と福祉を良くする会」等の活動(市政学習会や市長交渉要望書のまとめ)を実施しました。また、10月のWHOウォークイベントでは全体で42名の参加(コープあいづからは16名が参加)で、郡山市の逢瀬公園周辺を散策し、豊かな自然を満喫しました。
Fコープあいづでも、放射性物質摂取量調査(陰膳調査)に18世帯に協力いただきました。提出していただいたサンプルからは放射性セシウムは検出されませんでした。さらに、より実質的な内部被ばく量を測定するため、陰膳調査を行った組合員の中から5名がホールボディカウンターによる内部被爆検査に参加しました。・放射能学習会(11/14)が目黒司氏を講師として若松地域で開催されました。また、ベクレルモニター学習会も品質管理室の職員を講師にして、各地域(喜多方・坂下地域/11月、若松地域/12月)で開催され、ベクレルモニターの測定結果や測定方法等について組合員・消費者の理解を深めています。
・福島大学特任助教の石井秀樹氏を講師に招いた放射能学習会「放射能汚染から食と農の再生を」が2月27日若松地域(午前)、坂下地域(午後)で開催されました。合わせて65名が参加しました。
G コープあいづ主催の「福島の子ども保養プロジェクト」が11月と12月の2回、東山温泉(東山グランドホテル)で開催されました。これは、主に東電原発事故で放射線が高く子どもたちの健康被害への不安を抱えながら暮らしている中通り地方のご家族を会津に招待し、のびのびと過ごしてもらおうという被災者支援プロジェクトで、2回で20組約80名を招待しました。11月は「赤べこ作り体験&裏磐梯散策」、12月は赤べこ体験&鶴ヶ城散策を行いました。
H大熊町から避難して会津若松市の仮設住宅に住んでいる人々への支援として移動販売の開始、マスク、バスタオルの提供を行いました。
I「渡されたバトン〜さよなら原発〜日本の青空III」の上映会を若松(4/14文化センター)喜多方(4/13喜多方プラザ)の2会場で開催され、合わせて約1100名が鑑賞しました。
J5月末(2012年)、こ〜ぷ委員学習交流会(午前が若松地域、午後が坂下地域)が開催されました。今回はクラブコスメチックの荒谷直美さんと日生協の富沢氏を講師に迎え、コープ化粧品が開発された背景からメイクアップの実践まで楽しく丁寧に説明していただきました。
Kふれあいコープや委員会活動が各地域で開催されました。
・若松地域のふれあいコープでは総代会報告とコープ商品の試食会など、委員会活動では、農産物モニタリング検査への参加(郡山)、料理教室、木綿の小袋作り&コープ商品の試食、健康講座、ヨガ教室、親子カレー教室、親子パン作り教室、健康講座などが行われました。
・喜多方地域のふれあいコープでは、総代会報告、しょうがご飯(ごぼうご飯)試食、布ブローチ作り、ゆったり体操、家庭で役立つ衛生管理、小物作り、郷土料理、期末のふれあいコープでは、健康体操・放射能学習会・ベクレルモニター学習会・ビンゴなどが行われました。委員会活動では、七夕まつり、麩の製造工場見学、児童クラブ館の子ども達の絵の展示、酪王郡山工場見学、とねがわ店見学などが行われました。
・坂下地域のふれあいコープでは総代会報告、コープ商品試食、ホットケーキミックスでおやつ作り、手芸教室、かつおのさばき方教室、小物づくり、期末のふれあいコープでは、ポトフ・塩麹、フライド長いも、リボンサラダ作りなどが行われました。委員会活動では花っこ工房でのフルーツケーキ作り、共済学習会、パン作り、魚のさばき方、そば打ち、キムチ作りなどが行われました。
Lコープフレンズ(店舗委員会)の活動では、毎月1日のいい日1日コープの日≠ナは、各店舗でのCOOP商品の試食宣伝活動、年始の甘酒振舞い、商品チェック活動などを中心に取り組みました。ひがし店では、楽しいおやつ作り・店舗見学、書初展示、ぷらざ店では鮮度チェック・花植え・つるし雛作り、ばんげ店ではかつお料理教室・七夕かざり・太巻寿司作り、しおかわ店では花菖蒲飾り・七夕笹飾り・団子さし、にいでら店では盆踊り・コープ商品学習会・十五夜飾り、とねがわ店では花植え・似顔絵展示・七夕飾り、ほんまち店では敬老イベント・生協横丁・節分抽選会、あいおい店では鯉のぼり作り・お雛様作り・放射能学習会等の活動が行われました。
Mまつりや盆踊りも各地で開催されました。坂下の流し踊り(8/5)には生協から20名が参加しました。喜多方の庄助おどり(8/14)には委員さん、組合員さん、子供も含め42名が参加し、金魚すくい、ボンボン釣りも好評でした。若松の飯寺地区盆踊り(8/18)には、コープフレンズにエリア会も加わり、金魚すくい、水ヨーヨー釣りなどの模擬店も出店しました。組合員の秋まzも喜多方地域、坂下地域で開催されました。
N東北地区組合員活動交流会(8/30〜8/31)が仙台市の秋保温泉で開催され、コープあいづからは2名参加しました。福島大学の清水修二前副学長の基調講演の後、@暮らしとエネルギーA食B組合員活動の参加者を増やすためにC組合員活動の担い手を増やすために、の4つの分科会に分かれて交流してきました。
O9/12に支部で全エリア会(30名参加)が開催されました。午前中は「エリアサポーターの役割と地域の中での生協の新しい課題と役割」というテーマについてグループに分かれて、意見交換を行いました。午後は地域対抗ゲームで盛り上がりました。
P組合員のつどいも各地域で取り組まれました。・若松地域では、今年の歴史散策(10/ 12)には21名が参加し、今年のNHK大河ドラマの主人公新島八重の足跡をたどりました。秋の小旅行那須高原で紅葉狩り!ステンドグラス美術館とガーデンアウトレット日帰りの旅=i11/5)には約40名が参加し、大聖堂のステンドグラスの中でのパイプオルガンの美しい調べや紅葉に染まった景色を見ながらの食事やショッピングで1日を満喫しました。・喜多方地域では、福島ヤクルト工場&二本松菊人形(10/26)見学が実施され、39名が参加しました。・坂下地域では塩釜方面への組合員小旅行(10/22)が実施され、36名が参加しました。

役職員・協同ですすめる課題

組合員のくらしを守り、安全・安心・安価を実現できる事業改革をすすめ、経営の安定をはかりました。

◆店舗事業のまとめ

@商品企画はPOSデータ(物品販売の売上実績を単品単位で集計した資料)やこれまでのセール実績分析などから企画を練り実施しました。
・COOP商品の強化では東北サンネット事業連合と共同でCOOP商品の普及拡大と価格引下げの活動をしました。
・福島県や会津若松市などの行政とも一体となり地産地消推進活動に取組みました。南郷トマトや由良みかん、真穴みかん生産者との取組みや新潟漁港ルートなどの開発ができました。
・価格引下げの技法を学びながら、問屋様、メーカーの協力をもらいながら進めています。
・低価格だけではなく、「おいしさ」「鮮度」「安全安心」の切り口での商品情報を強めてきました。今年度も継続して強化していきます。
A発注精度の向上と売れ筋分析、時間帯別にあるべき商品在庫と商品化の強化を課題として取組んできました。廃棄ロスの削減はISOの課題にも掲げましたが、昨年実績数値が曖昧だったため数値目標としては未達となっています。値引き・廃棄ロスは年間で3.1%で計画の3%を0.1%超過してしまいました。利益に直結する課題ですので引続き取組んでいきます。
・労働投入量のコントロール(調整)は、パート職員の欠員補充が進まないこともあり年間で7千時間弱削減しています。一方、一部で長時間労働も発生しています。競合状況の激化もあり供給高は厳しい状況が続いていますので、再度あるべきシフト(時間帯別体制)の見直しをしていきます。
・チラシをなくすことはできませんでした。仕組みづくりが急務でさらに検討を重ねてまいります。一般食品と菓子部門を中心に「スーパープライス」の名称でさらにお求めやすい価格を実現しました。
B品切れは、発注精度の向上に努めましたが、例えばハレの日(もの日などの特異日)に必要な品ぞろえや商品展開という点からみればまだまだ弱さを残しています。
・量目と値頃を意識した品揃えやメニュー提案等は、店間・部門間の温度差がまだ大きく、全員の気づきをどう促し、引き出していくのかが今後の課題です。
・食の安全・安心に関わる情報提供では福島県と協力して各店に情報端末タブレットを設置して「見える化」事業に取組んでいます。また全国の生協の協力でベクレルモニターを設置して組合員さんからお申し出された食品の簡易検査ができるようになりました。
・応対の向上では外部コンサルタントの指導も受けながら教育室を中心にすすめてきましたが、引き続き強化する課題として取り組んでいきます。
・組合員さんの声やご要望は教育室、品質管理室で集約して改善に活かしてきましたが、今後は職員の提案制度と併せて常勤理事会で一元的に検討していきます。
C組合員5万名キャンペーンを展開して昨年1年間で1940名の新たな組合員さんを迎えることができました。しかし残念ながら年度内に5万名の組合員組織は実現できませんでしたので、2013年度早期に実現できるよう、引続き加入の取組みを強化していきます。
・コープフレンズの皆さんの協力で毎月実施している「どっかん商品」の試食宣伝の取組みは好評を得ています。一方、商品が売り切れてしまうという実態も発生していますので、試食内容の打合せ等、さらに事前打合せを強化していきます。
・モニター制度は導入できませんでしたので、引き続きの課題として検討していきます。
D教育の強化では商品部を対象にコンサルタントを導入して機会ロスの撲滅や異常値販売の手法等の学習指導を継続して実施しました。また経営品質向上プログラム導入の年度として組織アセスメント(客観的な評価)から始め、革新チームメンバーを中心に1年間をかけて組織改革プランを設計してきました。この中で組織運営力・課題遂行力の強化プランも提言されていますので今年度はそれを具体化していく年となります。
・移動販売は中山間部を中心に7月16日から開始しました。予想を上回るご利用があり予定時間に回りきれないという状態が続き、急遽、販売車を2台に増車しました。
・子育て事業、福祉事業との連携は引き続き検討していきます
・環境に優しい事業活動では、地元企業と連携して全事業所のLED照明化を実施していきます。

◆宅配事業のまとめ

@サンネット事業の統一規格を力に、さらに利用しやすい事業としていきます。
「がんばろう!東北!復興応援フェア」を企画し、震災から復活したお取引先の紹介や、商品の案内を行い、復興応援をすすめてきました。多くの組合員さんの協力をいただきありがとうございました。
 また、組合員さんの「以前利用した商品がわからない」との声をいただき、OCR(注文用紙)の色づけ表示を3月4週より開始しました。OCRの色づけ表示とは、共同購入注文書の品名欄に、過去1年間ご利用のあった商品に色づけをして案内しているものです。組合員さんからも「欲しいと思っていたのを見逃さないで助かる」「注文時間がないときに探しやすくて便利になった」との声を頂いています。
 今後もサンネットやコープふくしまと協力しながら、組合員さんのご要望に応えられる宅配事業を目指していきます。
 また、商品の配送担当者からの情報発信も重要と考えています。その為にも、13年度は配送担当者の商品学習で知識と、変化するニーズの対応も非常に重要になっていくと考えています。
Aみやぎ、ふくしまとの統一運営を力に必要な利益を確保できる事業にします。
 仲間つくりでは1918名の計画に対して1691名の実績でした。残念ながら、タスクの人員不足もあり達成できませんでした。
 組合員さんが「宅配事業を利用してよかった」と思っていただけるよう努力してきましたが、まだまだ足りない部分があり組合員さんより、お申し出や要望もたくさんありました。13年度はさらに、組合員さんの意見・要望をきちんととらえ的確な対応ができるよう行動していきます。
B灯油価格は地域一番の低価格を目指し、灯油利用者の拡大を進めます。
 
12年度は原油価格が高騰したことで、利用組合員さんには大変なご苦労をおかけしました。生協として出来る限りメーカーと交渉し、少しでも安く提供できるよう努力してまいりました。
 
13年度も生協と灯油の結びつきを強化し、さらに組合員さんの暮らしに貢献する事業としていきます。

◆共済事業のまとめ

@保有件数が、《たすけあい》で7,4 6 4 件、《あいぷらす》で2,407件、《ずっとあい》で180件、《火災共済》で774件になり、全体で10,825件(昨年比で104.7%)となりました。
・この1年間に支払われた共済金は、《たすけあい》《あいぷらす》《ずっとあい》が1,607件、総額1億924万円、《火災共済》で12件、199万円になりました。
・東日本大震災の異常災害見舞金のお支払総額(2013年2月現在)
 加入者全体(全国) 19億6,418万円 コープあいづ255万円 引き続き、丁寧なご案内を継続して行い、確実なお支払いを進めます。
・《たすけあい》女性コースが2012年9月に商品改善となり、全国の加入者が前年比112%と、大きく伸長しています。
・有限会社あいづ協同サービス(保険事業)も、手数料で昨年比103%となり、伸びています。

◆旅行事業のまとめ

@年間売上が1億円を超え、組合員さんの利用率が高まりました。
・ひがし店のカウンターの認知度はまだ低く、宣伝不足でした。にいでら店は定着しつつあります。
・福島の子ども保養プロジェクトは今年度2回(11月、12月)、コープあいづ主催で開催され、微力ながら協力させていただきました。

◆コンプライアンス(法令順守)等、 内部統制の順守について

(ア)身出しなみや喫煙においては基準を設けて運用しています。さらに管理本部からも「職場ルール徹底」の達を出して徹底を図っています。
(イ)風土づくりは、コープあいづとしての使命・役割を明確にし、その実現のために一人一人の仕事の品質を上げることで、コープあいづ全体の品質を上げ、組合員の暮らしを支えながら事業として継続できる「生協」にするための「経営品質」に昨年から取り組んでいます。昨年は幹部職員を対象にしたセミナーの開催、Aを行ってきました。今年は各チームからの提言を受け、カテゴリー別の課題の検討を行っていきます。
@ISO活動では、法令遵守、電気を中心とした経費削減に取り組みました。あわせて、各部での業務課題をISOの目的・目標に組み込んで管理を進めました。
(ウ)コンプライアンスを厳守した安心な食の提供ということでは、この間「品質管理室」を中心に法令の遵守を徹底しております。また、商品のチェック(点検)については、「品質管理室」による検査機器を使った検査が行われており、商品の日付・鮮度チェックは部門担当者、組合員(コープフレンズ)さんにより実施されております。
(エ)冷凍・冷蔵庫、冷ケースの温度管理についても、部門担当者によるチェックの他、「品質管理室」による定期的な指導・点検が行われています。あわせて、商品の安全を確保し、食中毒を防止するために業務用手洗いの促進、包丁・まな板の衛生管理指導を行っています。
A堤案制度では、今年度は579件の提案が出され、業務改善、施設改善につながっています。来年度からはさらに業務改善に重点をおいて取り組んでいきます。

【2013年度活動方針】

コープあいづが目指すもの/ビジョンこの地域に生協があってよかった、生協があるから暮らしていけると、組合員に喜ばれ、必要とされ続けるコープあいづを目指します。

組合員とともに暮らしに関わる課題

「食の安全」「福祉」「平和」「環境」「エネルギー」「復旧、復興」など暮らしや地域社会に役立つ活動を強め、地域での社会的責任を果たしていきます。

課題1 食の安全、安心

@原発事故による放射能汚染については、今後長期に渡り続くことが予想されます。原則は政府・関係機関などの基準に基づき対応しますが、同時に全国の生協からの支援で導入された「ベクレルモニター」を運用して、正確な情報を提供し組合員が自ら判断できるような取り組みにしていきます。原発事故以前のように「当たり前の地産地消」を取り戻すため、地域の農業、水産、畜産業者などを支えるためにも、安全性が確認されたものは積極的に販売をしていきます。一方、より安全、安心を求める意見には京野菜、黒豚などの取扱いや工場生産の野菜の取扱いを可能な限り追及しながら選択できるようにしていきます。
A「ギョーザ」事件を契機として異臭など不審な商品があったときは直ちに食の防御という観点から供給停止、公的機関に報告、検査、商品異臭回収、組合員への周知徹底、対策本部設置というマニュアル(標準化された仕事の手順書)に則り今後も行動します。
B食の自給率向上の立場から、私たちは国産品を重視し、地産地消、産直をさらに進めます。
C牛のBSE(牛海綿状脳症) については全頭検査まで実施している福島県産牛に対してアメリカ産牛肉についてはまだまだ不安が残されています。アメリカ産牛は引き続き取扱いを見合わせます。
DTPP(環太平洋経済連携協定)への加盟を前提とした交渉参加を政府は決定しました。食だけでなく、医療や保険、その他広範囲に渡る国民生活の安全・安心を根底から崩壊する危険については何も解明されておりません。特に食に関する部分だけを見ても「遺伝子組み換え食品」や「食品添加物」などアメリカの国内基準に合わせられる可能性があります。引き続き各団体と力を合わせ、交渉内容の正確な情報の開示を求めながらも、正式加盟することをやめるよう働きかけていきます。

課題2 福  祉

@福祉委員会、暮らしの助け合いの会を中心に、ふれあい食事会、施設訪問など、生協らしい協同の心で幅広く地域福祉の充実に取り組んでいきます。
A医療生協や地域の福祉協議会などとの協力関係を強めていきます。
B健康や医療・介護等社会保障について学習していきます。
C政権も交代し後期高齢者医療制度の廃止どころかさらに高齢者の負担が増えてきています。高齢者いじめの制度の廃止を引き続き要求していきます。

課題3 環  境

@環境に優しい暮らしを組合員一人一人、家族みんなが心がけましょう。誰しもが取り組める「一日エコ活動」などを通して、自ら実践していきましょう。
A福島議定書については、今年も組合員とともに取り組んでいきます。
B「エコセンター」の活動では、発泡スチロールの減溶化事業や生ごみからつくられる肥料「エコまる」の推進を更に進めていきます。
CISO14001を事業活動の中に取り込んで一体となって進めていきます。その一環として、全事業所の天井照明をLEDに切り替え消費電力を抑え、CO2排出量を削減します。
D今回の深刻な事故を経験したにもかかわらず、政府は原子力発電所の再稼動どころか、新設の検討さえ推し進めています。「福島県再生ビジョン」でも謳われていますが、原発に頼らない「再生可能なエネルギー政策へ転換をめざして」福島県生協連(以下、「県連」という)や全国の生活協同組合と力を合わせて働きかけをしていきます。

課題4 平  和

@安倍首相が以前から力を入れてきた「憲法改正」への動きは続いています。尖閣諸島問題や北朝鮮の動向を背景に「国防軍」という言葉も飛び交ってきています。「九条を守る」という点で協同する力をもっと大きくしましょう。
 ※当日は自民党の日本国憲法改正草案と現行憲法との対照表、改憲反対署名が配布されました。
A戦争の悲惨さを伝え、戦争を地域との関連で見る「平和のための戦争展」を今年も成功させましょう。
Bユニセフ活動の基本知識や最新情報などのお知らせ活動をはじめ、多様なユニセフ活動をすすめていきましょう。
C県連へいわ委員会と連携しながら、引き続き原水爆禁止世界大会に代表を派遣し、核兵器をなくすまで、この運動に参加していきましょう。
D猛毒を発生するプルトニウムなどを原料とするプルサーマル計画や高速増殖炉などを廃止させ、更に原発の中止・廃炉を求めていきましょう。

課題5 暮らし・家計

@消費税については、「社会保障と税の一体改革」の名のもとに進められていますが、年金額の削減や支給年齢の引き上げなどが、さも当然のような世論作りがされています。さらには「3本の矢政策」なる「アベノミクス」は見せかけの景気上向きで消費税増税を正当化しようとしています。増税されたなら、低所得者や消費税を価格に転換できない中小企業にとっては大きな打撃となります。無駄な予算の執行を止めることが先決です。消費税率の引き上げに反対する運動を全国の仲間といっしょに最後まで取り組んでいきましょう。
A「食育」については県や自治体の活動にも積極的に参加していきます。昨年2月には会津若松市食育ネットワークにコープあいづも参加しました。今後とも活動を進めていくことにします。
B「子育て」支援活動は県連ふくし委員会との連携や先進生協に学びながら、「子育てひろば」を試行していきます。
C消費者基本法にもとづく「消費者庁」が4年前に設置されました。関係自治体に消費者主権実現の仕組みづくりを求めていきましょう。
D振込詐欺や消費者金融に絡む被害など消費者被害に遭わないよう、情報提供していきます。労福協サポートセンターとの提携を強めていきます。

課題6 協  同

@防災協定、食の安全、食育、暮らし、環境、福祉などで、自治体との結びつきを強めていきます。今年度は福島県と協定した「地域の見守りの取組みに関する協定」をコープあいづが事業展開している自治体とも結びながら、地域に役立つ生協の取組みを強めていきます。
A協同組合間協同、そして県連に結集している各種生協、更に民主団体や友誼団体等との協同を強めます。「子ども保養プロジェクト」を福島県生協連や他生協と共に今年も推進していきます。
B福島県南生協の支援については、今後とも強めていきます。
C県内3生協(コープふくしま、県南生協、コープあいづ)との事業連携は今後も進めながら、共同購入事業については東北サンネットへの正式加盟も検討していきます。
D県内の4つの協同組合(農協、漁協、森林組合、生協)で組織されている「地産地消促進ふくしま協同組合協議会」の運動や学習会に参加し、協同組合人としての知識や実務を学んでいきます。また、昨年の「国際協同組合年」の取組みを生かし、「福島大学協同組合研究所」との連携も進め次世代の人材育成を図ります。
E協同組合(農協、漁協、森林組合、生協)の力でTPPに反対していきます。
F医療生協や医療と福祉を良くする会津の会と連携し、福祉ボランティア活動、WHOウォークイベント等、協同での企画をしていきます。
G「家庭の食事の内部被爆線量調査」の取り組みなどから分かった情報を学習し、放射能に対するより正確な対応に役立てます。

役職員・組合員の連携ですすめる業務に関わる課題

組合員のくらしを守り、安全・安心・安価を実現できる事業改革をすすめ、経営の安定をはかります。

課題7 店舗事業

東日本大震災以降所得の減少、消費税の増税、年金や健康保険等社会保障の将来への不安など組合員の生活防衛への要望はさらに強まっています。低価格を基本にしながら『組合員の暮らしに対する要望を最大限に具現化する店舗』を目指し、店舗事業単独での黒字を実現できるようにします。と同時に販売して終わりではなく、購入された後の暮らし=食卓の団欒まで思いを馳せることができる店舗を目指します。
(1)商品の企画力と仕入力を強化します。
@生活者である組合員に支持される商品企画を具現化していきます。
Aどこでも販売されている商品での低価格をさらに追求していきます。他の企業と同価格なら、質、美味しさ、鮮を推し進めます。
B価格だけでなく、美味しさ、鮮度、安全性などに特価した商品の提供にもさらに力を注ぎます。組合員に商品の特徴や生活者情報が伝わってくるお店にします。
C組合員から喜んでいただける、コープあいづ独自の商品の提供を目指します。日生協、東北サンネットや全国の生協との連携を強めもっとCOOP商品を強化します。
D地元での地産地消を基本に県内外のネットワークで新しい産直やこだわり商品を開発します。
E添加物や危険物質の正確な知識なども他のセクションと連携しながら、学習を深め、取扱い商品に生かします。
F生協としては反対の立場は貫きながらも、来年度の「消費税増税」に備え対策に着手します。
(2)ベスタ業態を進化させ続け低価格を基本にしながらも新たな挑戦をしていきます。
@可処分所得が減少していく中でベスタへの期待はますます強まってきています。低価格も含め組合員が求める価値は何かをよく見極め、それをどう伝えるかに英知を集めます。
A今後、会津においてもコンビニやネットスーパーの利用等、購買形態はますます多様化していきます。その中で生き残るには、楽しさであり、専門性であり、信頼性であり、生活提案力です。明るく丁寧な応対も含め、団欒をお届けしていきます。
B団塊の世代を中心としたファミリー層は市場シェアを縮小し、シニア層と子育て・働く女性層の2つが中心を形成してきています。ここに焦点を当てた商品価値の創造が求められており、戦略化していきます。 
C昨年度実行できなかったしおかわ店の改装を成功させます。
D移動販売が予想以上の支持を得ています。買い物に困難な人への対応は生協の社会的使命でもありますが、買い物弱者は何も店舗の無い山間部だけの問題でもなく、店舗としてもどのような支援が出来るか検討していきます。
E昨年掲げた「不」(不便、不自由、不安、不快、不利益)を解消してくれる店舗を目指します。価格間違いや鮮度不良品の一掃などの「不」に気づく力、「不」を解消する創造力やチームワークの強化に努めます。
Fセールちらしに頼らない店内企画など個店対応の取組みが出来るよう、店長を中心に戦略策定の能力向上を目指します。
G低価格を維持するためにも経費のコントロールは重要ですので、優先順位を明確にしながら必要な事業利益が確保することを追及していきます。
(3)組合員組織との関係を強化し、組合員の暮らしの拠点となるような店舗にします。
@店舗での新規組合員加入の取り組みを積極的に展開し、全会津地域での加入率50%、5万人の組合員加入を早期に実現します。特に会津若松地域については重点的に取り組みます。
A コープフレンズ(旧店舗委員会)と関係を強化し、店長を中心とした学習会やグループ活動について実践しながら検討をしていきます。「私のおすすめCOOP商品」など、組合員の声を売り場(買い場)で紹介する仕組みを作ります。
B組合員組織との連携に生協としての強みがあります。そのことに確信を持って組合員の意見やアイディアを業務に生かし、組合員の暮らしに貢献することに仕事の基準をおきます。

課題8 宅配事業

 宅配事業で一番大事にしなければならないことは、「購入していただいた全ての組合員さんに商品を間違いなくお届けすることを通して、一家団欒、家族の笑顔や会話が弾んでよかった、家族の絆がこれまで以上に強くなったと実感していただくこと」ということをいつでも仕事の中心におきます。
(1)東北サンネット事業の統一企画を力に、さらに利用しやすい事業にします。
@「自宅に居ながら大いに買い物を楽しんでもらう」ことをモットーにショッピングモール的な総合売り場を目指します。
A店舗と同等の売り場として品揃えの強化、取扱い品目の拡大をします。食品売り場では「ちょっと贅沢」に応えデパ地下食品専門店街の品揃えをイメージした「おうちでグルメ/(通称うちぐる)を8ページで新設します。
B「チラシが多い」という組合員さんの声に応え、媒体の整理をし、週20本以内にコントロールしていきます。
C常に利用しやすいチラシやOCR用紙になるよう組合員さんの声を集め研究していきます。今年度は利用履歴から個人ごとに網掛けをしたOCR用紙を導入します。
D インターネット世代の利用を増やすため、eフレンズの売り場を強化します。「早い者勝ち企画」や「eフレンズだけの企画」等通常のチラシとの差別化を図ります。
E消費税増税を見据え、価格表示問題や買い込み需要など総合的に準備します。
(2)統一運営を力に必要な利益を確保できる事業にします。
@組合員さんの協力もいただきながら、新たに1,800名の加入に取組みます。
A組合員さんの「声」をきちんととらえ、サンネットに伝えること、コープあいづで対応することを棲み分け、着実に、なおかつスピーディに対応します。
B共同購入委員会と連携し、組合員さん暮らしに役立つ情報や意見を担当者ニュースで伝えていきます。
C地図システムによる配達効率の改善や荷積み荷卸しなどの後方作業の改善でコスト削減に取組みます。
D灯油価格は地域一番の低価格を目指し、灯油利用者の拡大を進めます。
E「高齢者見守り隊」の協定を受け、日常業務の中で生協としての社会的役割を発揮し、地域の安心、安全に寄与していきます。

課題9 共済事業・旅行事業

 組合員さんの生活場面を意識し、組合員さんの暮らしに役立つ事業の広がりをめざします。
(1)「たすけあい」「あいぷらす」「終身共済」「火災共済」の4本を柱に取組みます。
@キャンペーンでのおさそいを大事にしながら、年間を通しての取組みを重視します。
A保障の見直しを積極的に実施し、個々の組合員さんに最も合った保障を提案していきます。
B「あいづ協同サービス」との連携をより強め、総合的に組合員さんに貢献できる事業にします。
(2)「心の通い合う旅行サービス」を理念に、組合員さんがまた利用したいと思う事業にします。
@ひがし店とにいでら店という立地を最大限活かし、さらにCOOP旅行の認知度をあげます。
A利用者のリピート率を高めることを重視し、それを力に新規の利用者を増やします。一方で、今年は「八重の桜」で会津が注目されていますので、会津をアピールする旅行企画とのタイアップも検討していきます。

課題10コンプライアンス( 法令遵守) を重視し、生協全体の品質向上に努めます

コンプライアンスを重視し、組合員の求める価値を創造し、提供し続けることのできる組織風土と経営体質をつくります。
@改めて生協の役割・使命を明確にしました。しかしビジョンを掲げたからと言って実現するものではありません。全ての考え方や行動がこのビジョンの実現のために結びついたものにしていきます。一人一人が成長することで生協全体の経営品質も向上することをめざし、「経営品質向上プログラム」に本格的に取り組みます。
AISO活動を通して環境改善=経営改善に結びつけていきます。またISOの管理手法を店舗や宅配事業のマネジメント(課題を遂行し達成すること)に生かします。
Bギョーザ事件の教訓を受けて設置した「品質管理室」を中心に、法令及び企業倫理の遵守を徹底するため、衛生管理学習会の開催や手の細菌検査、保菌検査の実施等で職場の衛生管理と指導を強化します。また、放射能の学習会や測定講習会など、組合員活動部や店舗運営部と連携して取り組みます。
C職員の提案制度を「仕事改善提案制度」に前進させ、生協経営に貢献する活動に前進させます。同時に、各種委員会やエリア会での意見や要望、「私の声」や「商品・応対お申し出受付カード」などで出された組合員の声や意見についても、常勤理事会できちんと検討し業務に生かす仕組みを再構築します。

2012年度は、累積の赤字をなくして経営の黒字化を実現する「3ヶ年計画」の最終年度であり、大震災、原発事故からの本格的な「復興元年」でもありました。組合員の皆様の支えもあり、3年前には2億数千万あった累積欠損をなくし、出資配当が出来る決算となりました。あらためて組合員の皆様に心から感謝をいたします。
 今なお、福島県は15万人以上の県民が避難生活を余儀なくされ、6万人近くの県民が県外に異動しています。今こそ、改めて、地域に存在する「生協の使命」を見つめなおし、組合員さんの暮らしを支え、持続可能な社会の実現を目指して、皆さんと一緒に前進する年にしていきましょう。

決  議  文

 2年前の東日本大震災によって未曾有の被害を受け、被災地の生活再建もなかなか進まず、県民の多くは、収入減、公的負担が増え続ける中で、暮らしの厳しさを実感し、将来不安を募らせている中、年金削減や医療費負担増など社会保障を切り下げ、現行5%の消費税が来年4月に8%に、翌年10月には10%に引き上げられようとしています。
 もともと消費税は「収入の低い人ほど負担が重い」不公平な税金で、税率が上がれば上がるほど弱者の負担が増し、格差と貧困をさらに広げることになります。また、消費増税は、個人消費を冷え込ませ、さらなる景気悪化をもたらします。消費税を5%に引き上げた1997年度から個人消費が低迷し、その結果、法人税と所得税の税収が下がり、国の税収合計は1997年度の53兆円をピ−クに、2011年度は10兆円も低くなってしまいました。
 いま必要なのは、景気をさらに冷え込ませる消費税増税ではなく、国民の懐を温めて景気を良くし、税収を増加させることです。
 国の財政を再建するためには、税金の取り方、使い方を見直し、消費税増税に頼らない政治が必要です。不要不急の大型公共事業や原発予算、米軍への「思いやり」予算、政党助成金など税金のムダづかいにメスを入れ、莫大な利益をため込む大企業や富裕層に応分の負担を求めれば、消費税に頼らなくても社会保障充実の財源が生み出せます。
 消費税増税をやめさせるために被災3県(岩手・宮城・福島)の生協が協同アクションを立ち上げ、各県・市町村議会議長あて、復興が遅々として進んでいない中、被災者・被災地域を苦しめる消費税率引き上げを行わないよう、国へ意見書提出を求める請願・陳情や消費税増税に反対する内閣総理大臣あてのハガキ行動に取り組んでいます。
 国民の暮らしも、経済も、財政も破綻に追い込む「消費税増税」を阻止させ、原発事故被害の早期の復旧・復興、脱原発、平和を守り再び戦争への道を許さない、そういった当たり前の要求を掲げて、多くの国民と共同を広げ、運動を強めていきましょう。

以上決議します。

2013年6月7日 生活協同組合コ−プあいづ 第22回通常総代会

 

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お知らせ

トピックス

映画「渡されたバトン〜さよなら原発〜日本の青空III」の収益金が、
義援金として大熊町に贈呈されました!

4月13日・14日の両日、喜多方プラザと会津若松市文化センターで上映会が行われた、映画「渡されたバトン〜さよなら原発〜日本の青空III」義援金贈呈式が会津若松市の大熊町役場に於いて行われました。
 実行委員会からは代表の6名が参加し、実行委員会長コープあいづ荒井理事長が「映画の収益金を義援金として贈呈致します。被災された方々のお役に立てて頂ければ幸いです。」と、義援金約14万円を大熊町の渡辺利綱町長へ手渡しました。渡辺町長からは、「有効に使わせていただきます。ありがとうございました。」とのご返事を頂きました。

只見町見守り協定締結式が行われました

6月10日、只見町役場で、「只見町地域見守りネットワークに関する協力協定」の締結式が行われました。
 只見町からは保健福祉課の矢沢課長と増田班長、コープあいづから荒井理事長、十二村共同購入部長、コープふくしまの山口共同購入部長補佐が参加し、締結式が執り行われました。矢沢課長からは「高齢化が進む中、コープあいづが地域見守りのネットワークに参加頂く事はたいへん心強いです。」とご挨拶がありました。
 只見町見守りネットワークのステッカーも頂き、配送車両に貼りつけて活動を行っていきます。今後は、湯川村、磐梯町とも協定を結ぶ予定になっています。

インフォメーション

“賢い患者になりましょう” 〜上手な医療とのおつきあい〜

賢い患者とは何か、医療現場の課題、患者が知っておくべき知識、情報、上手な医療とのつきあい方をお伝えします。
*日 時/平成25 年9月26 日(木)14:00〜16:00
*会 場/会津若松市文化センター
*対 象/医療を受けるときに何に気をつけておけばいいのか学びたい方!!
*募集人数/80名(先着順) *応募締切/9月16日(月)
*参加費/500円(資料代・他)
*講 師/山口 育子 先生
  NPO法人ささえあい医療人権センターCOMLの専務理事兼事務局長
  主催:コープあいづLPAの会 共催:くらし委員会・(有)あいづ協同サービス
○お問い合わせ先:コープあいづ共済課LPAの会
        [TEL] 0120-940-954 [FAX] 0241-24-3504 担当/武藤

ナガサキ平和行動参加者募集

来る8月7日(水)〜9日(金)までの3日間、日本生活協同組合連合会主催の平和行動・ピースアクションin ナガサキが行われます。今後、継続して平和活動が出来る方、体力に自信がある方は、コープあいづの代表として、現地で被爆の実相を学びませんか?参加費は組合員さんのカンパでまかなわれ、無料となります。
○お問い合わせ先:コープあいづ本部組合員活動部  [TEL] 0241-22-1041 担当/大竹

●大好きコープ商品!●

皆さんの「お気に入りコープ商品」を教えて下さい!
●あなたのお好きなコープ商品とその商品が好きな理由やレシピ、また、変わった使い方や工夫などがありましたら、ハガキでお寄せ下さい。生協の店舗、共同購入、広報誌についての感想などをご記入の上、下記の住所までお送り下さい。抽選の上、500円の商品券を進呈いたします。
【あて先】〒966-0818 喜多方市字二丁目4669-2
          生活協同組合コープあいづ広報委員会
          TEL 0241(22)1041 FAX 0241(24)3504
【〆切日】7月20日(土)まで。

理事会だより第1回 定例理事会報告

1.諸経過報告
@常勤理事会報告
 5 月度の供給高は前年比96.6%、予算比95.6%で、店舗は前年比9 4 . 7 % 、予算比95.2%、共同購入は前年比108.3%、予算比97.7%でした。
A県南生協の事業状況が高笠執行役員(県南生協副理事長)より報告されました。
Bしおかわ店改装について
C13年度地域組合員活動と分野別委員会の年間計画と予算
Dその他
・戦争展喜多方、夏祭りへの協賛
・「渡されたバトン」上映実行委員会報告
・「地域の見守り協定」進捗状況報告 他

コープあいづの現況

(2013年5月20日現在)
●組合員数……… 49,439人
(全会津世帯数比48.4%)
※5万人まであと561名です。
●班  数……… 4,220班
●班員数……… 10,707人
●出資金額… 13億4,813万円
●マイバスケット普及状況
26,415個(5月は88個です)
●牛乳パック回収状況
1990年1月〜2013年5月20日まで
382,018kg(5月は1,174kg)

編集後記

今年度も通常総代会が無事終了いたしました。今回はうれしいことに、累積赤字が無くなり、少しではありますが、出資金に対して配当が出る事になりました。来年度はコープあいづが更に発展する事を期待したいです。また、組合員があとわずかで5万人になろうとしています。地域の方々からコープあいづが支持して頂けることは、本当にうれしいことです。1日でも早く、組合員5万人が達成できるよう、私たち組合員も積極的に紹介をしなければと思います。皆様もご協力をお願い致します!

≪Y.F≫

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