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特集

日本生協連商品検査センター見学報告

 コープ商品の安全性や品質保証の検査、放射線の検査の実態を自分達の目で確かめたい…。そんな思いを持ってコープあいづの女性理事8名が、7月3日(水)埼玉県蕨わらび市にある日本生協連商品検査をセンターを見学しました。

コープ商品の安全性や品質を科学的にバックアップしています
この商品は何を原料にして、どこでどのようにして作られているのか…。
コープ商品は、「暮らしと健康を守り、安心して消費できるものを」という消費者の切実な願いから生まれました。日本生協連検査センターは、コープ商品の品質をしっかり検査し、「安心、安全」を支えています。

商品検査センターには、毎日たくさんの原料や商品サンプルが届けられます。商品が仕様通りに作られているかを始め、有機実験室では残留農薬や動物用医薬品の検査、無期実験室では食品添加物やミネラルの検査、微生物検査室では細菌検査や保存検査、生化学検査室では、アレルゲン検査やGMO(遺伝子組み換え食品)検査など、様々な検査を行っていました。検査データは、食品衛生法などの基準や日本生協連の自主基準などに照らして判断、評価します。また、組合員のコープ商品に対する安心、安全の期待と信頼に応えて、たゆまぬ調査研究の実施やより高度な技術や経験の蓄積を目指して努力を続けているそうです。

食品放射能汚染問題への対応を強化しています

組合員の不安の声に応えるために地域の生協や取引先と協力して、放射性物質の自主検査や家庭の食事からの放射性物質摂取量検査(陰膳調査)を行っています。測定機器のゲルマニウム半導体検出器は、チェルノブイリ原発事故直後の1987年に導入し、検査を継続して実行しています。自然界に存在する放射能を遮蔽するため、厚さ10センチの鉛で検出器を覆っているため、重さが約1.5トンあります。現在は検査体制をより一層強化するために、2台の機器を導入しています。2011年11 月14日〜12年4月13日までは福島県を中心に18 都県250家庭の組合員の協力で放射性物質の検査を行いました。その250サンプル中検出限界以上の放射性物質が検出されたのは11サンプルでした。しかし、そのサンプルと同じ食事を1年間食べ続けた仮定しても、食事からの内部被ばく線量は「年間許容線量の1mSv」の1.9%〜14%と推定されたとの事です

今回の見学で、コープ商品は様々な角度から検査が厳正に行われているのを目の当たりにして、これまで以上に安全安心を実感することが出来ました。ぜひ、安心してコープ商品をご利用頂きたいとおもいます

 

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お知らせ

トピックス

認知症サポーター養成講座

7月11日(木)、坂下エリア会主催で、会津坂下町地域包括支援センターの古川三智也氏を講師に、健康センターから2名の職員も来ていただき、35名の参加で開催しました。
認知症サポーターは、何か特別な事をやる人でなく、認知症を理解し、認知症の方への応援者であること。地域で困っている様子の方がいたら、声を掛けてみること。それによって具体的な援助は出来なくても、理解者であることを示す事が出来ることなど、様々な例を示しながら、分かりやすく中身の濃い、ためになるお話をしていただきました。最後に勉強した証として、参加者全員が認知症サポーターのオレンジリングを頂き終了しました。認知症は私たちにとって身近な問題であり、関心が高いことを改めて感じました。

「夏休み 平和を考える子ども映画会」が開催されました!

 7月22日(月)BESTAひがし店組合員集会室で午前と午後2回上映を皮切りに、ユニセフ平和委員会主催で「夏休み平和を考える子ども映画会」が、8月8日(木)まで9会場で開催されます。
 今年も各地区の児童館や子どもクラブのご協力で、約500名の子どもたちが参加する予定です。作品は、太平洋戦争末期に餓死させられた動物たちをテーマにした「さようならカバくん」をメインに上映しました。子供たちからは「カバたちがかわいそう。戦争はこわいです。」と感想が寄せられました。ユニセフ平和委員会ではこれからも映画を通じて子ども達に平和と命の大切さを伝えてゆきます。

コープ商品添加物学習会
「食品の安全と安心」そのキーワードはリスクアナリシス(リスク分析)です!

 7月5日(金)共同購入センターに於いて、若松地域こ〜ぷ委員学習交流会が、行われました。今回は、日本生協連 品質保証本部 安全政策推進室の早川敏幸氏を講師に「コープ商品の食品添加物の変更について」をテーマに講演していただきました。
 まず始めに、最近当たり前に安全で安心な商品を買い求める事が出来るようになった背景には生協と組合員による大きな運動によって、食品安全基本法や食品衛生法改正(2003)等に結びつき、国や行政のしくみを変えた結果ですと報告されると、参加された組合員さんは「その通り!」と言わんばかり?に大きく頷いていました。食品安全のキーワードであるリスクアナリシス(注1、2)に基づく行政のしくみが発展した今、食品安全確保のために日本生協連として取り組むべきことは、自らリスク管理を行い、食品安全行政の不十分さを埋める努力を続ける事です。そして、行政への意見提出と社会への発信を行い食品安全システムを向上させ、組合員や社会からの信頼獲得に向けて全力で取り組みます。さらに、コープ商品のリスク管理に留まらず、国の食品安全システムの発展に貢献します。また、最新の科学的知見に基づいた添加物の再評価を随時行ってゆくことも必要ですと話されました。
 難しい内容でしたが、分かりやすく丁寧な説明に参加者も納得の表情で、大きな拍手を送っていました。
(注1)食品を摂取することによって、健康に悪影響を及ぼす可能性をコントロールするための考え方や手続き。
(注2)食品の安全確保を考える際に、単純に「安全」・「危険」と二分するのではなく、科学的な根拠に立脚し、可能な範囲で食品事故を未然に防いだり、健康への悪影響の起こる確率や程度(リスク)を最小にすること。

第19回平和のための戦争展喜多方が7月6日〜9日の4日間、喜多方市厚生会館で開催されました。

 今年も、B29爆撃機のプロペラや青い目の人形5体、戦死者名簿や郷土民俗館所有の遺品など沢山の貴重な資料が展示され、約700人の市民が来場し見学しました。また、今回は憲法問題をクローズアップし、自民党の日本国法改正草案と現行憲法との対照表も展示されました。

特別企画・講演

◆7月6日? 午後2時〜3時30 分
「アジア太平洋戦争はどのような
戦争であったか―隠蔽された事実も明らかにして諸問題を考える」
満田 博禧(ひろき) 氏(市民)
戦争の惨禍と「国体」をめぐる諸問題を自身の体験と長年にわたる研究の成果をもとに報告されました。

 

◆7月6日? 午後3時30 分〜4時
「戦争と平和とわたしの生活」
芳賀沼(はがぬま) 香澄(かすみ) 氏(市民)
平和の恩恵を受ける一方で、福祉関係の仕事や子育てをする中で感じたこと、考えたことをお話しされました。

 

◆7月7日? 午後2時〜4時
「マーシャル諸島探訪 アメリカの核実験と福島原発事故」
講師 小 抜(おぬき) 勝洋(かつひろ) 氏(郡山医療生協)
【主な内容】
核実験とマーシャル諸島ロンゲラップ島の歴史
 1954年3月1日、アメリカがビキニ環礁で核実験を実施。3日後に島民は別の島に避難。その3年後にアメリカは「安全宣言」を出し、島民が帰還。しかし、放射能に汚染されたままの土地で生活することによって、甲状腺がん、白血病、出産障害などが頻発。その28年後に島民は再び別の島に移住することを選択。核実験から42年後の1996年、アメリカは島を汚染させた責任を認め、補償の動きと除染を含む再定住計画に合意。2010年より、アメリカとロンゲラップ自治体は、「島の除染は完了し安全になった」として帰島を呼び掛けている。しかし住民は、帰島への強い思いはあるが、59年たった現在でも「不安と不信」(戻りたいけど放射能が怖い…戻ってよいといわれても信じられない〜過去の苦い経験)を抱えている。島民は完全に安心できる状態≠ノならないと戻りたくないと考えている。私たち、福島で生活する者にとっても、その思いは持ち続けたい。
 そこで、今の福島を見つめ、情報を発信してゆくことが大切。そのためにも放射能の「見える化」と私たちの思いも「見える化」したい。空間放射線量測定、食品の測定や学習、署名活動を行い全国へ、そして世界中へ発信してゆきましょう!

会津若松市と「見守り協定」を締結しました!

 7月8日、会津若松市役所にて、室井市長、会津若松警察署長、荒井理事長の3者立会いの下、「会津若松市孤立死防止等ネットワークに関する協力協定」の締結が行われました。これは、自治体、警察、民間企業が連携して孤立死防止に取り組むもので、定期的に市内の各世帯を回る新聞配達員などが「数日分の新聞がたまっている」など、高齢者宅や一人暮らしの障害者宅で異変を感じた際に市と会津若松署に連絡し、市職員と警察官が駆けつけるものです。今回、コープあいづが参加する事でそのネットワークが広がることが期待されています。「見守り協定」は、只見町、湯川村、磐梯町、大熊町との間で結ばれており、今後は、喜多方市、会津坂下町とも協議して、協定を結ぶ予定です。

インフォメーション

“賢い患者になりましょう” 〜上手な医療とのおつきあい〜

賢い患者とは何か、医療現場の課題、患者が知っておくべき知識、情報、上手な医療とのつきあい方をお伝えします。
*日 時/平成25 年9月26 日(木)14:00〜16:00
*会 場/会津若松市文化センター
*対 象/医療を受けるときに何に気をつけておけばいいのか学びたい方!!
*募集人数/80名(先着順) *応募締切/9月16日(月)
*参加費/500円(資料代・他)
*講 師/山口 育子 先生
  NPO法人ささえあい医療人権センターCOMLの専務理事兼事務局長
  主催:コープあいづLPAの会 共催:くらし委員会・(有)あいづ協同サービス
○お問い合わせ先:コープあいづ共済課LPAの会
        [TEL] 0120-940-954 [FAX] 0241-24-3504 担当/武藤

《お知らせ》

 今年度、ナガサキ平和行動参加者を募集しましたが、参加者がありませんでしたので、5月に実施した共同購入のOCR平和行動募金は、次年度に繰越しさせていただきます。

●大好きコープ商品!●

皆さんの「お気に入りコープ商品」を教えて下さい!
●あなたのお好きなコープ商品とその商品が好きな理由やレシピ、また、変わった使い方や工夫などがありましたら、ハガキでお寄せ下さい。生協の店舗、共同購入、広報誌についての感想などをご記入の上、下記の住所までお送り下さい。抽選の上、500円の商品券を進呈いたします。
【あて先】〒966-0818 喜多方市字二丁目4669-2
          生活協同組合コープあいづ広報委員会
          TEL 0241(22)1041 FAX 0241(24)3504
【〆切日】8月20日(火)まで。

理事会だより第2回 定例理事会報告

@常勤理事会報告
 6月度の供給高は前年比9 7 . 0 % 、予算比9 5 . 7 %で、店舗は前年比95.9%、予算比95.7%、共同購入は前年比102.6%、予算比95.7%でした。
A県南生協の事業状況が高笠執行役員(県南生協副理事長)より報告されました。
B2013年度の監査計画について
C5万人フェスタ開催について
D その他

コープあいづの現況

(2013年6月20日現在)
●組合員数……… 49,509人
(全会津世帯数比48.5%)
※5万人まであと491名です。
●班  数……… 4,199班
●班員数……… 10,644人
●出資金額… 13億4,713万円
●マイバスケット普及状況
26,500個(6月は85個です)
●牛乳パック回収状況
1990年1月〜2013年6月20日まで
382,450kg(6月は432kg)

編集後記

 今年も8月がやってきました。68年前の1945年8月6日に広島、9日には長崎に原爆が落とされ、その影響は今日もなお続いています…。また、8月15日は終戦記念日であることをもう一度振り返りたいと思います。
 平和のための戦争展が今年も喜多方市厚生会館で開催されました。会場では、大勢の高校生や小中学生の姿を見かけました。青い目の人形を始め、展示してある貴重な資料を見て、戦争の悲惨さや平和の大切さをきっと心に刻んでくれたことと思います。
 毎日暑い日が続いていますが、熱中症には十分気をつけて、この夏を元気に乗り切りましょう!

≪k.k≫

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