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2024年 9月トップ記事

― 行動報告 ― 『 ヒロシマ平和行動』に参加して

栗城佳代さん
 今回広島市に行き、大変貴重な体験をさせていただきました。 自分では、戦争について知っていたつもりでも、原爆で多くの人が亡くなったと漠然と考えていただけと思い知らされました。 被爆者の方から原爆が落ちた時の状況を詳しく教えていただくと、そこには本当に恐ろしい事実があって、被爆者一人ひとりに人生があったのだと身に染みて実感しました。
 一番印象に残った事は、自分の3番目の娘と同じ13才位の多くの子ども達が、戦争のために大人と同じ仕事を強いられ、そこに原爆が落ちて亡くなった事。 何の罪もない子ども達が犠牲になったと思うと、普段当たり前に生活しているのがどれほどありがたいかを実感します。 また、命を奪われた子ども達がこれほどいたという事実にも、とてもショックを受け、他人事に考えてはいけないと再認識しました。 また、「虹のひろば」では、ダンスや書道などが披露され、様々なジャンルで平和が表現できるのかと思うと、戦争の事をまだ何も知らない子どもにも、多方面から深く考えるきっかけになるのではと思いました。
 「広島平和記念資料館」では、娘は終始、怖い怖いと口にしていましたが、当時は怖いのが当たり前な生活だったと理解することで、平和な未来を考える事がいかに重要かと感じました。 また、「平和記念式典」も間近で見る事が出来て、親子でこんな貴重な経験をさせていただき、感謝しかありません。
 この3日間がなかったら、8月6日にあった悲惨な出来事をあらためて見つめ直す事もなかったと思います。 私には4人の子供がいるので、他の子ども達も広島に連れて行って、79年前に何があったのかを、自分の目で見て、感じて、考えて、受けとめる。 そしてまた次の世代へと忘れずに伝えたいと思いました。
引率して下さった県生協連の佐藤さんはじめ関係者の皆様方、本当に、本当にありがとうございました。

 


栗城柚花さん(9歳)
 私は、8月4日から6日の3日間、初めて広島へ行ってきました。 まず、「原爆ドーム」を見ました。 「原爆の子の像」の近くに、みんなが折った千羽鶴を飾ってきました。 あと、「平和の鐘」もならすことができました。
 次の日は、2024 ピースアクションin ヒロシマ「虹のひろば」を見に行きました。ダンスや習字、おはなし、歌など、近くでいろいろなものを見ることができて、とてもおもしろかったです。 そして、いろいろな人が平和やいのちの大切さについてのメッセージを違ったかたちで伝えていたのが、とてもすごいと思いました。 私も、そのあと、戦争のない世界をねがって、折り紙で鶴を折りました。 そして自分が折った鶴に、「いつも、平和な世界でいられますように」と書いて、かざりました。 それから、習字の体験もさせてもらって、「平和」の文字を書いてきました。
 「広島市平和記念資料館」にも行ってきました。 そこで、戦争で戦った人のお弁当や水筒、洋服などを初めて見ました。 亡くなった人のことや、写真なども見ました。 そこには、手を怪我している女の子の写真があり、それは、原爆が落ちた時に、妹と手をつないでいて、その時に妹が亡くなっちゃったから、自分も手がなくなってしまったとわかって、わたしも姉妹がいるから、とても悲しくなりました。 原爆で亡くなった人の骨の写真や映像をみて、すごくこわかったです。 帰る時には、出口のところにある感想を書く紙に、「戦争は二度とおこりませんように」と思いをこめて書きました。 その後、外に出たら行列ができていて、「戦争二度とやめろ」と言っている人たちがたくさん歩いていて、びっくりしました。
 次の日の、8月6日の原爆が落とされた日には、「平和記念式典」に行き、えらい人のお話と、「子ども平和へのちかい」を聞きました。 そして、「もくとう」をして、みんなが平和をちかいました。 全部が初めてのことで、たくさんのことを知れてよかったです。 これからも世界が平和であることを願って生きていきたいです。


長澤優希さん
 今回、初めて広島へ行き様々な事を感じ学ぶことができました。 実際に被爆された方の話を聞いて、あらためて原爆の恐ろしさを感じました。 当時の被爆直後の様子がしっかりとイメージすることが出来て、今までの知識を更に高められました。 また、地元の高校生が被爆者の話を基に描いた絵を見て、原爆がとてつもない破壊力のあることを強く感じました。
 この3日間で、原爆と戦争の残酷さをあらためて考えさせられました。 このような機会はなかなかないと思うので、周りの人にもこのことを伝えなければいけないと思いました。

 


「夏休み・平和を考える映画会」が開催されました!

 7月29日(月)会津坂下町わんぱく東&南子どもクラブ、8月8日(木)会津美里町の本郷児童クラブ、8月19日(月)会津美里町宮川児童クラブのご協力で、ユニセフ平和委員会主催「夏休み・子ども平和を考える映画会」が開催されました。合計約200名の子どもたちを対象に実施しました。
 メインの上映作品は、戦争中に疎開してきた女の子をめぐる物語。舞台は緑豊かな山中の村。ここにも、「鬼畜米英」という意識は確実に根付いていました。そんな村の小学校に、横浜から転校して来た、父がアメリカ人で青い瞳の少女。ある日、主人公の親友の父が負傷して戦地から帰って来ます。そこに兄の戦死公報も届き、村の各戸にも家族の戦死公報が…。肉親の死に、敵への憎しみを新たにする人々。子どもたちは、やり場のない憎しみを少女に向けますが…
 ユニセフ平和委員さんからは、「お家に帰ったら、今日観た映画のことを家族にぜひ、話して下さい。そして、平和や命について家族で考えてみて下さいね。」とメッセージをおくりました。ユニセフ平和委員会では、これからも子ども達に平和と命の大切さを伝えていきます。

城西委員会で「ペットボトルでランプシェード」作り!

 8月4日(日)若松地域の“城西こ~ぷ委員会”では、親子で「ペットボトルでランプシェード作り」を行いました。会場は、ほんまち店休憩室。委員さんからは、「出来上がったランプシェードはカラフルでとってもきれいです!」「可愛いし、作るのも楽しかったです!」と感想がありました。親子で楽しいひと時を過ごせたようです。

鶴城③こ~ぷ委員会で『会津木綿のネックレス作り』

 7月26日の午後、花見ヶ丘会館にて鶴城③委員会によるお誘い活動「会津木綿のネックレス作り」が開催されました。講師の伊藤さんに用意してもらった材料で、多種類の会津木綿、革紐(金属不使用で安心、長さ調整が可能)、ビーズを自分好みで選びながら、個々のセンスでオリジナルネックレスを両面テープとストローを使って短時間で完成させました。ゲスト5名と委員6名で作った作品をみんなで鑑賞しました。組み合わせで様々な個性あるネックレスが簡単に出来上がり、楽しい時間を過ごしました。


城南委員会で「エアボウリング」実施!

 7月30日(火)若松地域の“城南こ~ぷ委員会”では会津若松市社会福祉協議会から講師を招き、城南コミニュティセンターを会場に恒例の「エアボウリング」を行いました。委員さんは、4人ずつ2チームに分かれ、スコアを競い合いました。参加者は、リモコンを手にスクリーンの前に立ち、ボウリングの動作を行います。するとスクリーンに映し出されたピンにボールが当たり、スコアが記録されます。ちょっとした動作の違いでボールの勢いと位置が変わり、ピンがあたる場所でピンの倒れる動作も変わって、中々リアルです。今回も乗せ上手の講師におだてられ、笑いながらプレーをして楽しいひと時を過ごしました。終了後は、身近でも知ってるようで知らない、社会福祉協議会についての学習会を行いました。

喜多方地域出前講座

 7月22日(月)会津木綿でネックレスを作りたいという要望で、松山公民館を会場に出前講座が開催され、8名の方が参加されました。手先が器用な方が多く、皆様とても楽しそうにネックレスを作りました。
 8月5日(月)熊倉公民館で「会津木綿を使ったネックレス作り」の出前講座を開催しました。11名の方が参加されました。「意外と簡単にできた」「思っていたより良くできた」など参加された皆様に大好評でした。


各地域で夏祭り・盆踊りが開催されました!

○8月14日(水)喜多方市の「庄助踊り」猛暑にも関わらず「コープあいづ」から約50名の参加がありました。汗ばむ陽気の中、小さいお子さんも最後まで踊りました。皆さん、お疲れ様でした!
○8月17日(土)にいでら店で盆踊り・模擬店開店BESTAにいでら店駐車場では、恒例の「飯寺地区盆踊り大会」が開催されました。お店のサポーター、コープフレンズにいらの皆さんがスーパーボールすくい、おもちゃ屋さんなどの模擬店を行い、地域のお祭りを盛り上げました!

 

インフォメーション

東京新聞社 社会部記者
望月衣塑子講演会
伝えたい本当のこと
~メディアと日本の機~

講師プロフィール
慶應大法学部卒後、東京・中日新聞に入社。
セクハラ問題、武器輸出、森友・加計学園問題などを取材。
2017年平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞、『新聞記者』は、2019年に映画『i - 新聞記者ドキュメント- 』として公開された。

開催日時
2024年10月5日(土)
開演18:30 開場 18:00
会場:喜多方プラザ文化センター 大ホール
資料代:500円 ※高校生以下無料
入場券は生協各店のサービスカウンター、喜多方プラザで取り扱い中!
主催◇九条の会・喜多方 + 望月講演会実行委員会
◆お問合せ先 ☎0241-22-1041 コープあいづ 担当:大竹・上野


理事会だより

第4回 定例理事会報告

常勤理事会報告・諸経過報告
①7月度の活動状況、事業概況、決算状況
②ひがし店改装コンセプトと投資・融資について
③運転資金(当座貸越)の借入について
④土曜日の子育てパスポート“Megoca”の活性化について
⑤「夢みる校長先生」上映会について
⑥北海道・東北地連24年度非常勤理事研修交流会報告
⑦福島県生活協同組合連合会報告
⑧会津医療生協報告
⑨その他

コープあいづの状況

(2024年7月20日現在)
●組 合 員 数………59,035人
(全会津世帯数比59.4%)
●出 資 金 額…13億7,930万円
〇牛乳パック回収状況
 1990年1月~2024年7月31日まで
 累計 492,415㎏
   (7月は330㎏)
〇食品トレー〈24年度7月〉 
 発泡トレー 302㎏(前年比76.8%)
 透明トレー 177㎏(前年比76.3%)

 


編集後記

 79年前、広島に落とされた原爆は、数千度の熱線と爆風、放射線によって、その年だけで、およそ14万人が亡くなったと言われています。今月号の特集では、広島の平和行動に参加した方々の感想が掲載されています。実際に現地を訪れたことで、リアルに悲惨な戦争と原爆の事実を知り、平和の大切さを強く感じたことが伝わってきました。また、平和式典での子ども代表の「平和への誓い」からも…。
 平和とは…願うだけでは訪れません。一人ひとりが相手の話を聞くこと。「違い」を「良さ」と捉え、自分の考えを見直すこと。仲間と協力して一つのことを成し遂げること。私達にもできる平和への一歩です。今月号の広報誌を資料に平和の尊さや命の重みについて話し合ってみませんか? ≪E. H≫

発 行:生活協同組合コープあいづ  発行日:2024年9月1日  企画編集:コープあいづ広報委員会
本 部:〒966-0818 喜多方市字二丁目4669-2 TEL(0241)22-1041 FAX(0241)24-3504
この機関誌は組合員が編集しています。
 
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